って知ってますか?
種類の違う稲を使って、田んぼに絵を書き上げるアートで、最近は町おこし目的で色々な場所で見られるようになってきました。
この写真は、その田んぼアートを、なんと18年も前からやっている田んぼアート界のパイオニア、青森県田舎館村で今年実施されている「義経と弁慶の戦い」の田んぼアートです。
doq creative portで海外にも紹介させてもおうと、先日村役場の担当の方にインタビューをさせてもらいました。
米文化の村である田舎館村の、昔ながらの手植えを体験してもらおうという目的でスタートした、田んぼアート(当初は稲文字と呼んでいたそうです)が、年々進化して、今ではこんなにすばらしいアートになっています。
見頃となるお盆前後には、平日で3000人、休日となると5000人もの見物客が訪れるほど。
春の田植えと、秋の稲刈りには、それぞれ1000人以上が参加して、参加者には前の年に田んぼアートで取れたお米で作ったおにぎりと、豚汁が振る舞っているそうす。
その豚汁を作るのも、ハンパない大きさのお鍋が必要なので、周辺の町から借りてきた、赤十字が災害対策用に市町村に配布している大鍋7つをフル稼働させて炊出しを行うそうです。
村在住の高校の美術教師の方が、下絵を描いて、これまた村人の元測量技師の方が、図面に落とし座標化していくなど、すべてが村人の手で行われていてるそうです。
そんな村の人たちの米を愛する情熱が生んだ素敵なアートです。
・田舎館村のホームページ(一番下の写真をクリックすると、田植えから田んぼアートが色づくまでの様子を時系列で見る事ができます。)http://www.vill.inakadate.aomori.jp/
・doq creative portでの紹介記事はこちら。(英語)http://www.thedoq.com/creativeport/en/
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